Rakraの雑記

好きなことを好きなように書いています

虚構と現実の狭間

狂乱の宴

ガチ恋、それは全く新しいエンターテインメント!アイドルさんを応援するだけでは飽き足らず、なんと恋愛対象として見る神をも恐れぬ狂気の楽しみ方である。私です。

さて、ガチ恋で売ってる私だが、真なる意味でガチ恋かというとそれもまた怪しい。好きなのは間違いないのだが、まあ相手が相手なので叶うとは最初っから思ってないし。叶ったら幸せだろうけど、多分うまくいかないだろうなあという諦観もある。世の中のガチ恋さんはどの位ガチ恋なのだろうか。ガチ恋オタク同士でガチ恋トークとかしたいものである。なんか酷いトークになりそうだけど。

アイドルさんはみなさん可愛いし、魅力がある。当然だ。じゃないと誰が1500円払ってチェキ列に並ぶのか。私は資本主義の奴隷なので、あらゆることを金銭的に見ている節がある。そんなアイドルさんが、(金払っているから)愛想よく話しかけてくるし、何度かチェキ列に並んでいれば仲良くなって(いる雰囲気を出して)くれる。そうなってくると、私のような阿保がでてくるのである。ガチ恋オタク1名様ご案内でーす。

感情は制御しようと思って制御できるものではないので、好きになるのは仕方ない(自己弁護)ただ叶わないことを自覚して、節度ある行動をしていれば愉快なオタクで済むでしょう(戒め)

とはいえ、地下アイドルと言えば繋がりである。つまりは推しメンと親しくなったオタクもいるということで、なんだか少し夢がある。発覚後どうなったのかは知らないけど。なんかあんまりよくないような気がしますよ私は。それにオタクと繋がるばかりでなく、一般人(地下アイドル現場に来ない人間を指す)だとかホストだとか、そういう人も繋がりに含まれているので、オタクが夢見るのはやめたほうがいいですね。

 

冷水を浴びる

ガチ恋がうまくいかないと予想される(断言しないオブラート)理由はいくつかある。まずは金銭を介在とした関係性であることだ。ガチ恋オタクならばチェキを積んでるだろうから、アイドルさんの収入源として重要な位置にいる可能性がある。そうなると少々変人でも仕方なく許容される可能性はあるし、そうでなくともどんな仕事でもお得意様には多少の贔屓はつきものだ。結果、良い対応をしてもらえるかもしれないが、それはすべて金の力であり、親しくなったわけではない。オタク側にパワーがある関係性で仲良くなったと思うのは健全な考えではない。え?積んでない?ガチ恋オタク失格である。出直してこい。

次にはお仕事だということである。特典会は仕事!あなたも社会人なら、横柄な客でも丁寧に対応した経験があるでしょう。ムカつく上司でも可。つまりはそういうことである。仕事だから話しかけてくれるし、仕事だから愛想がいいのだ。

更には時間の問題もある。どんな人間でも優しい部分はある。チェキを積んでも結局は1分 X n回である。瞬間瞬間の1分で優しさだけ見せるのは仕事ならば造作もない。アイドル側もオタク側もである。お互いにペルソナを被った状態では深い関係に歩を進めるのは期待すべくもない。

 

冷凍庫にも入っとくか

繋がってもおそらくうまくいかない。なぜなら繋がった後は対等の関係になるからである。特典会ではオタクにパワーバランスがあったが、プライベートでは対等だ。そうなると、相手のほうがスペックが高い(オタクの場合はこのケースが多いだろう)のだから、逆説的にオタク側のパワーが低い。今まで愛想よくしてくれたアイドルさんが人間になるわけだし、オタクも1分間なら誤魔化せても1時間、1日、1週間、1ヵ月と誤魔化し続けるのは難しいでしょう。それに、チェキを積んでいれば積んでいるほど金銭面でも期待されることでしょう。あれだけチェキ積んでたじゃん!なんで!という訳である。相手は何枚撮ったかちゃんと把握してるからな。

もし、オタク側がお友達と別の現場に行ってたりもしたら、それを制限されるかもしれない。人によっては別にいいじゃん、だろうけど人によっては困るだろうね。繋がったことをオタクに公表するわけにもいかないだろうし、必然的に縁を切る方向に行くでしょう。私はぼっちなのでこの辺はセーフかな。

 

しかし悪ではない

ただわきまえていればガチ恋オタクとは楽しいものである。アイドルさん側もなんか疑似恋愛観出してくれるし。重要なのは高望みせず、病まず、無理しないこと。

ロールプレイに徹すれば、正しく全く新しいエンターテインメントである。

……悪い、やっぱ辛えわ