Rakraの雑記

好きなことを好きなように書いています

知恵の実を食べた瞬間から永遠の罪人となった

知らなくても支障はない

知識は重要だ。知は力なりという言葉もある。実際、万事に力で挑むのは愚の骨頂だ。適切な知識を以て物事に取り組むほうが効率もいい。知ることの重要性はもはや論ずるまでもない。

しかし同時に、世の中には知らないほうがいいこともたくさんある。知ることの重要性は様々なところでフォーカスされているが、知らないでいることの重要性はまだまだ周知に至らない。何でもかんでも知ることは私はよくないと考えている。意識して覚えることはできても、意識して忘れることは難しい。そして、ふとした時に思い出すのを避けることはできない。変な知識は仕入れないに限る。

大層な言い方をしたけれど、具体的に感じたのは地下アイドル現場なのでしょうもない。

 

だから何だっていうんだ

オタクには色々な人間がいる。私のようなぼっちから、アイドルよりもフォロワーが多い有名人だったり、そこまではいかなくてもフロアではオタクのグループがいくつもできている。中には運営と親しくなる人もいて、そういう人たちは時としてほかのオタクに先んじて情報を教えてもらったり、そもそも知りえない情報を知っていたりする。

それを仲間内で共有している分には何とも思わないが、自慢げに公表するのはいささか気になる所ではある。公開しているだけならどうとは思わないが、多くの場合はマウントに使っているからだ。私はぼっちなので、絡まれたことはないのが幸いか。

地下アイドルの世界は人気主義で、それは感情に大きく絡むものがサービスとなっていることを示している。つまりは冷静に楽しむものではなく、ある程度は勢いで楽しむものだと思っている。そうすると謎の理屈でこうするべき、という風潮がでてくる。チェキ列の長さとか。

私の推しメンは地下アイドルの仕事はステージ上のパフォーマンスでみんなを楽しませるのが一番だ、と言っていた。別のアイドルさんはみんなに好きになってもらうのが仕事だと言っていたし、そのまた別のアイドルさんは(特典会で)会いに来てくれた人を楽しませることだと言っていた。どれも正しいと思う。問題はオタク側の受け取り方だろう。チェキ枚数やチェキバック率を計算して、いくら使ったなどでTOだの強いだの言っているのは私の価値観では愚かに思える。応援しているのであればいくらかお金を使うのが自然、くらいは思うけど。使った額気にしてどうこう言うのはなんだか筋違いだ。額を気にするのは家計簿をつけるときだけでいい。

こんなことを書いているということは、私もそういうことを知ってしまったということではある。ちょっとXを見ていればすぐわかることではあるのだけど。ファミレスだとか家電の原価とかはペラペラ喋る人は少ないけれど、元運営がバック率公表してどうこうとか、チェキ券の適正値段がどうこうとかいうのはネガキャンのように思える。商業主義的に言えばいわゆる"積んだ"オタクが多いことに越したことはないのだろうが、それを客に公表して一体どうしようというのか。

オタクはもっと何も考えずに普通に推してればいいのにね。